ドライバー異常時対応システム(DEA)

事故リスクの発生を抑制するために、ドライバーをいつもそばで見守る

ドライバー異常時対応システム(DEA)

ドライバー・モニタリングと連動し、ドライバーの異常を検知すると音と表示による警告でドライバーに応答を促します

ドライバーが運転に復帰できない場合はハザードランプ点滅・ブレーキランプ点滅とホーン吹鳴で車外に異常発生を報知します。

高速道路/有料自動車専用道路では可能な限り路肩に寄せながら減速停止、一般道では同一車線内で減速停止することにより、事故の回避・被害の軽減を図るものです。

停車後はドア解除やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救護・救命に寄与します。

作動について

①システムの自動検知による作動

システムは運転者の状態や運転操作のデータをもとに、運転者の異常を検知します。以下のいずれかの条件を満たしているとき、運転者に異常が起きていると判断します。

  • 急患と思われるような運転姿勢の崩れがあった時
  • ドライバー・モニタリングによる居眠り検知が一定時間続いたとき
  • クルージング&トラフィックサポート(CTS)作動中にハンドルから手を離した状態が一定時間続いたとき

①ドライバー/同乗者による作動

ドライバーあるいは同乗者が意図的にDEAを作動させることが可能です。

エマージェンシーコールボタンを押した後、EPBレバーを引くことでDEAを作動させることが出来ます。

DEA作動の乗員への表示

運転者の異常を察知した場合、警報音が鳴るとともに、システムの車両減速・停止の待機状態であることをセンターディスプレイおよびメーターの表示で知らせます。

減速・停止ついて

DEA作動後、一定時間内にキャンセル操作が行われない場合は、システムが車両減速・停止を開始します。

高速道路または自動車専用道路において第一走行車線や登坂車線など、路肩に隣接する車線を60km/h以上で走行している場合、可能な範囲で路肩に寄せながら減速・停止します。

※路肩停止にはナビゲーションシステムのSDカードが挿入されていること、路肩に隣接する車線を走行し路肩に駐車スペースがあること等の条件があります。

上記以外の場合、可能な範囲で自車が車線から逸脱しないように維持しながら、減速・停止します。

システムによる停車後、コネクティッドサービスを契約している場合、マツダエマージェンシーコールが自動で作動します。

DEAについて

●DEAは、現在利用可能な技術を用い、運転者に異常が起き運転の継続が困難になった場合、それを周囲に知らせながら速やかに減速・停止させることで、車両がそのまま走行を続けることにより発生しうる衝突事故やその被害の軽減に寄与することを目的とするものです。

●DEAは運転者に異常が起き、運転が困難になった場合を対象とするものであり、自動運転ではありません。

●DEAは万一の際に速やかに減速・停止を行うことで事故の回避や被害の軽減を図るものであり、その機能には限界があり、その効果は様々な条件により変わります。

 ・DEAにより車両が減速・停止する際に、停車場所を選ぶことはできないため思わぬ場所で車両が停止する場合がございます。(交差点や踏切内で止まる場合もあります。)

●DEAの作動には条件があり、例えば以下のように作動条件を満たさない場合は作動しません。

 ・ドライバー・モニタリングが運転者の異常を検知できない場合、DEAは自動で作動しません。

 ・DEAには可能な限り、車両の走行維持や路肩退避を行う機能がありますが、周囲の状況によって作動しない場合があります。

●運転者には安全運転をする義務があり、DEA作動に伴う責任は運転者にあります。DEAの特性を十分ご理解いただき使用をお願いいたします。

●DEAは体調がすぐれない場合の運転を対象とするものではないため、体調がすぐれない場合は運転しないでください。